「あの味に近づいているよ」札幌市西区のラーメン店「紫雲亭」の店主、及川強さん（51）は
最近、常連客から掛けられるようになった言葉をかみしめている。
繁盛時には一日600杯を売り上げたという同市中央区のラーメン店「富公」1992年53歳の
若さで病気で亡くなった店主の菅原富雄さんの1ファンとして及川さんは十数年間、
この名店に通い続けた。「濃厚で、つい飲み干してしまう。やるからにはあのスープを再現
したい」ほれ込んだ富公の閉店から2年後、及川さんは洋食のシェフを辞め、紫雲亭を
開店した。頼りはスープの味を知る舌と菅原さんの仕事ぶりの記憶のみ。豚骨の部位や分量を
工夫し、試行錯誤を繰り返すうちに、うわさを聞きつけた富公ファンが店に集まるようになった。
菅原さんは一枚歯の高げたと腹巻姿で、怒鳴りつけた客からも愛された。「心の師匠」のラーメンには
その人柄も隠し味になっていた。及川さんは今、菅原さんが亡くなった年齢に近づきつつある。「人柄
まではとても真似できないけど、いつか、私のやり方であの幻の味に追いつきたい」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2006年5月16火（火曜日）北海道新聞　夕刊掲載の「まど」より抜粋

マスターの及川さんの確かな目と腕が
とんこつの美味しいラーメンを作り上げる！

最後はいっしょに記念撮影（＾＾）

及川さんは気さくな感じで人柄が良い！
話し口調も好感が持てるし、
いつでも気軽にお邪魔できるお店です。
このとんこつの味はここでしか味わえない！
是非一度ご来店あれ！！！　　　　　（店長談）